トランスインクルーシブ・フェミニズム

トランス女性を女性として、トランス男性を男性として、ノンバイナリーの人々をその自認に従って包摂するフェミニズムの立場。「トランス女性は女性である(Trans women are women)」という認識を前提とし、トランスジェンダーの人々が直面する抑圧をフェミニズムの課題として共に引き受ける。TERF(トランス排除的ラディカルフェミニズム)との対立軸で語られることが多いが、トランスインクルーシブな立場はフェミニズムの多数派であり、特に若い世代・クィアフェミニズム・インターセクショナルフェミニズムの文脈では標準的な前提となっている。トランスジェンダーの人々と女性一般が共通して経験する性差別・身体への管理・医療へのアクセス困難などの問題を、分断せず連帯して問い直すことを重視する。→TERF、→インターセクショナリティ、→クィア理論