S字結腸

S字結腸(大腸の末端部分)を用いて膣腔を形成する、MtFの性別適合手術(SRS)における術式の一つ。陰茎・陰嚢の組織が少ない場合や、陰嚢皮膚反転法では十分な膣深度を確保できない場合に選択されることが多い。腸の粘膜は自己潤滑性を持つため、術後に潤滑剤を必要としにくいという利点がある。また、ダイレーション(拡張器の挿入)の頻度が他の術式より少なくて済む場合もある。一方で、腸を切除・再吻合する手術を伴うため身体への負担が大きく、腸閉塞や縫合部の感染といったリスクも存在する。腸粘膜特有の分泌物があることも知っておくべき点で、術後の清潔管理が必要となる。国内でも実施施設が存在する。→性別適合手術、→陰嚢皮膚反転法、→PPV