PPV(陰茎腹膜造膣法)

PPVは Penile Peritoneal Vaginoplasty の略で、腹膜(腹腔内の臓器を覆う薄い膜)を使って膣腔を形成するMtFの性別適合手術(SRS)の術式。腹腔鏡(ラパロスコピー)を用いて腹膜フラップを採取し、新たに形成した膣腔の内壁として引き込む方法で行われる。腹膜は粘膜に近い性質を持ち、適度な潤滑性と弾力性があることから、機能面で優れているとの評価が高まっている。術後のダイレーション(膣腔の拡張処置)の頻度が比較的少ない場合があるとされ、体表の傷跡も目立ちにくい。海外では選択肢の一つとして定着してきており、日本でも実施施設が少しずつ増えている。まだ新しい術式であるため長期的なデータの蓄積が続いている段階でもある。→性別適合手術、→陰嚢皮膚反転法、→S字結腸