コンバージョン・セラピー(転向療法)

同性愛者・バイセクシュアル・トランスジェンダーの人々に対して、その性的指向や性自認を「矯正・治療」するとして行われる非科学的かつ非倫理的な行為の総称。宗教的な「悪魔払い」や「祈り」から、認知行動療法を装ったもの、電気ショック・嫌悪療法など身体的な暴力に至るまで多様な形態をとる。世界の主要な医学・心理学団体はコンバージョン・セラピーの効果を否定し、むしろうつ・不安障害・自殺念慮などの深刻な精神的被害をもたらすことを明示している。カナダ・フランス・ドイツ・英国など多くの国で法的に禁止されているが、日本では現時点で明確な禁止法がなく、宗教団体などによる実践が報告されている。映画『ある少年の告白』がその実態を描いた作品として広く知られる。→ホモフォビア、→トランスフォビア