特定の属性——人種・民族・宗教・性的指向・性自認・障害など——を持つ人やグループを標的にした、偏見や差別意識を動機とする犯罪行為。暴行・脅迫・器物損壊・殺傷などが含まれる。被害者個人への攻撃にとどまらず、同じ属性を持つ集団全体に恐怖と萎縮を与えることを特徴とする「メッセージ犯罪」とも呼ばれる。LGBTQの人々はヘイトクライムの標的になりやすく、トランスジェンダー女性、特に有色人種のトランス女性への暴力は深刻な国際的課題となっている。日本では「ヘイトクライム」を明確に定義した法律は存在しないため、被害が適切に記録・訴追されにくい状況にある。毎年11月20日は「トランスジェンダー追悼の日(TDoR)」として、暴力の犠牲になったトランスジェンダーの人々を世界各地で追悼する。→トランスフォビア
