乳房切除術(胸オペ)

トランスジェンダー男性(FtM)が受ける性別適合手術の一つで、乳房組織を切除して男性的な胸郭の外形を形成する手術。当事者の間では「胸オペ」と呼ばれることが多い。乳房の大きさや皮膚の状態によって術式が異なり、乳輪周囲切開法(ペリアレオラー法)は傷跡が小さくて済む一方で乳房が小さい場合に限られ、二重切開法(ダブルインシジョン法)は大きな乳房にも対応できるが胸部に水平の傷跡が残る。いずれも乳首・乳輪の位置と形を整える処置を含む場合が多い。ジェンダーディスフォリア(性別違和)の軽減に大きく寄与するとされ、テストステロン投与の前後を問わず受けることができる。日本でも実施施設が増えており、当事者にとって重要な選択肢の一つとなっている。→ジェンダーディスフォリア、→子宮・卵巣摘出術