ホルモンとは
ホルモンはからだのさまざまなはたらきを調節する化学物質です。からだの外側・内側で環境の変化が起きても、からだのはたらきを常に同じになるように保つはたらきをしている。
ホルモンが作られる場所
ホルモンはからだの中の内分泌腺というところで作られている。
内分泌腺には、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、副じん、すい臓、生殖腺などがあり、それぞれにちがったはたらきのホルモンが作られています。ホルモンは血液によって全身に送られ、内臓の機能やからだの調子を整えるような、さまざまなはたらきをしている。
このほかにも、じん臓では血圧を調整するホルモンや、骨髄では赤血球を作るように刺激をあたえるホルモン、脂肪組織では体脂肪を一定に保つためのホルモンなど、からだの各器官でさまざまなホルモンが作られています。現在、ホルモンとして確かめられているものは100種類ほどあり、さらに発見され続けている。
性ホルモンの種類
沢山のホルモンのなかでも、トランスジェンダーにとって重要になるのは、性ホルモンです。性ホルモンは、主に睾丸でつくられる男性ホルモン(テストステロン)と、主に卵巣でつくられる、卵胞ホルモン(エストロゲン)黄体ホルモン(プロゲステロン)がある。●